皆さん、こんにちは!
『東岡崎 豚もつ鍋 明月』の藤原です!
ゴールデンウイーク前日ですね。
この時期いつも思い出します。
就職一年目。つまり修行一年目です。
僕は滋賀県にあるホテルの洋食調理科2Fメイン厨房に配属でした。
名刺の肩書きは「顧客管理部門洋食調理科」。
メイン厨房とはいっても、宴会担当。
スカイレストランのような花形ではありませんでした。
リゾートホテルなので、ゴールデンウイーク期間中は初めて経験する繁忙期。
入社一ヶ月で地獄の忙しさを体験するわけです。
朝四時から朝食バイキングの仕込みに始まり、レストランのクローズの夜の九時まで休憩殆どなく使いっパシリとして、文字通り走り回り、上司が帰宅した時間に厨房に戻り、やっと自分の仕事をこなし、夜中1時に帰宅という生活。
仕事ができないといえば、以降仕事をもらえなくなるので、毎日必死!
最強のイエスマンを目指していました。
でもひと月で糸がいったん切れるんです。
ぷつ~~~~ん。
(*_*)
自分の部屋に戻り、段ボール箱を取り出して荷造り。
夜中にバタバタしている僕の部屋を、先輩が覗きに来ました。
『藤原何してんねん!』
『荷造りです。もう辞めます。疲れました』
『何言ってんねん!』
それから先輩は、僕から悩みを聞きだし、丁寧に頷いてくれました。
仕事の過酷さ。方言の違いによる意思の疎通の不具合。上司との人間関係。
今にして思えば、甘ちゃんの極み。
でも先輩は一向に否定せず、僕にすべて吐き出させました。
「藤原。よう分かったわ。俺も経験したことや。でもな、一つだけ俺の願いを聞いてくれ。どんな不満があってもいい。嫌でもいい。しんどくても何でもいい。どんな理屈でもええから、とりあえず三ヶ月続けてくれ。俺からのお願いや。」
そこまで言われると、なんとも答えようが無かった。
ただただ子供じみて見えるのは自分だけ。
「分かりました。ありがとうございます。何も考えません。理屈ぬきで、三ヶ月だけ走ってみます」
もちろん三ヶ月以上走りましたよ。
でもあの言葉が無かったら、ものの一ヶ月で辞めてました。
僕はそれから寝る間も惜しんで勉強しましたよ。
今までのスケジュールにプラス、迷惑ながら毎晩缶ビールを持って先輩の部屋に押しかけ、その日にメモった料理用語、フランス語、次の日の段取りを飲みながら聞きだしました。
三ヶ月で、同期の子を従えて朝食バイキングを仕切るという快挙を成し遂げたのでした!
(・ω・)/
我ながら頑張った!
今の僕にできること!
もっともっと『明月』を良い店にして、先輩を招待したいです。
恩返しです。
さあ、そんなこんなな時期!
今日は休日前の大盛り上がりです!
明月は元気にはりきって営業です!
(o^-‘)b
イェイ!