皆さん、こんにちは!
『東岡崎 居酒屋明月』の藤原です!
いや~、本当にありがたいです!
今朝がた上がってきたグルメ情報のまとめサイトの記事。
『岡崎民はチェック済み?駅の周りは名店揃い!東岡崎の居酒屋5選』
へぇ~ なんて思いながら見ていたら、最後に当店が! ∑(゚ω゚ノ)ノわお 本当に嬉しかった!
もうこれは出勤したら仲間に知らせないと!そんな感じでした。
それも最後には『唐揚げ』が日本一美味しいみたいな表記があって、グッときちゃいましたよ。
思い起こせば唐揚げには本当に苦労しました。
僕が唐揚げ好きなんで気合が入りすぎたというところですが、 開店したての頃は悩みましたよ。
味の試行錯誤。 市販の粉を使ったことも、 漬け込み系で改良を加える日々だったことも、
揚げ方のバリエーションに四苦八苦の日々も。 全部納得がいかなかったんですよ。
当時は親父と二人でやってる頃で、店は毎日閑古鳥。。。
そんな中で初めてビジネス書を手に取りましたよ。
飲食系のビジネス書でした。
藁にも縋る思いでした。
大久保一彦さんの『誰も言わなかった!飲食店成功の秘密』 これは衝撃でした!
飲食店ってこんなに考えることがたくさんあるんだ!?
ビックリしすぎましたよ。
むさぼるように読みました。
そんな中で、生まれて初めて経験と勘を捨てて、経験と理論で設計したメニューが鶏のから揚げでした。
それにしても、それから十数年後に大久保一彦さんと一緒にお仕事ができるなんて当時夢にも想いませんでしたけど。
でも実際に納得のいく唐揚げを完成させてもちっとも売れませんでした。
食べたお客さんはすごくおいしいと言ってくれるのに、リピートしてもらえない。
すぐに忘れられてしまうんです。
その当時から「中華料理屋さんのから揚げを超えている!」とか「今まで食べた中で一番」とか言われているのにです。
そこでまたお勉強です。 当時は大久保さんの本ばかり読み狂ってました。
そして多方向からの思考展開。
よし!売り方を変えてみよう!
やっとそこに思い至って、今の形です。
鶏のから揚げ 500円
鶏のから揚げ 600円
メニュー表にこう書いたんです。
当然お客さんに聞かれるわけですよ。
「これとこれ、どう違うの?」
並べて書いてあるので誤表記とはとられないんです。
それに当時人見知りだった僕の向こうから話しかけてもらえる作戦でもありました。
僕はおもむろに言うわけです。 「600円の方がお得なのでぜひ食べてみてください」
※今はちゃんと説明しています。
100円の差で量が倍以上になるわけです。
僕にとっての初めてのヒットメニューになりました。
おかげでいまだに唐揚げ屋といわれることもあります!(笑)
足したり引いたり掛けたり割ったり。
日本一って言われると本当に涙が出てきちゃいますよ。
昨日のブログでも少し触れましたが、
僕は親父のプライドをズタズタにするような形で無理やり事業継承をしてしまった人間です。
もちろん目指す未来は一緒でした。
でも親父と僕はお互いに我が強すぎました。
「親父もよく言っていましたが、俺もお前も頭ってタイプなんだよ。頭が二つあっちゃまっすぐ進めないのは当たり前だ。」
死ぬまで一緒に働きましたが、時々親父は溢していました。
「俺はまた俺の店を作るんだ・・・。」
もう一度言いますが、親父と目指した未来は一緒でした。
一人でも多くのお客様に喜んでもらうこと。
お客様の胸にめがけて会話をすること。
今日の記事なんかを親父に見せたら、ほんの少し、口の端だけでも笑ってくれるだろうか。
しっかりと日々を重ねて、明月と聞けば笑顔になってもらえるような店にしていくことができれば、親父も喜んでくれるだろうか。
大きな励みをいただきました! さらにさらに頑張ってゆきます!
ってなわけで、本日うもバリンバリンに張り切っているわけですよ!
(o^-‘)b
イェイ!