皆さん、こんにちは!
『東岡崎 居酒屋明月』の藤原です!
昨日、娘とのこんなやり取りから始まったんですよ。
娘が言うわけです。
「バレンタインにチョコあげたいなぁ~」
もうバレンタインですか?
などと思いながらも、お父ちゃんとしては当然言うわけですよ。
「お父ちゃんにちょうだい!」
娘はちょっとムッとするんです。
「お父さんにはもうあげたからいいの!」
「えっ!でもまたくれればいいんだよ。」
「お父さんはもういいの!他の人にあげるの!」
お父さんはもういい。他の人。
この言葉だけでもお父さんを絶滅に追いやるには十分すぎる単語ですよ。。。
でもめげずに僕は食い下がるわけです。
「じゃあだれかあげたい人はいるの?」
「あのね~、」
何だか大人の顔をしやがるわけですよ!
「う~んとね~、ナナねぇ~、ライム君にあげたい♡」
なにぃ~~~~~~~~~っっっっ!
ラぁイぃムぅ~っっっ!
なんだそのキラキラした名前は!
柑橘系ですか?
さわやかですか?
ナウいんですか?
完全お父ちゃんは絶滅への道ですよ!
かつて栄えた文明ですよ!
あの人は今ですよ!
娘はそんな傷ついた老兵のことなどみじんにも気に留めず聞くんですよ。
「チョコレートってどうやって作るの?」
「ふん!チョコレート工場で作るんでしょ!」
「お父さん♪チョコレートってどうやって作るの?」
「それこそユーチューブさんに聞いてみたら!」
娘は嬉しそうにアイパッドさんを取り出して音声検索していました。
それから熱心にタブレットを睨みつけながら何か描いていました。
しばらくするとメモを僕に手渡すわけです。
それがこれ!
「すごいねー!よく描けてるよ!お父ちゃんがみても解る!」
ビックリしました。高校の調理実習でも僕はこんなにちゃんとメモしたことないですよ!(僕は調理科出身です)
娘はこのメモを僕に突き付けながら言うんですよ。
「お父さん。ここで作るんだよ!」
娘は厨房のデシャップを叩きながら何度も言うんですよ。
「わかった?ここでこれを作るんだよ!」
ビックリするくらいの熱さで僕に訴えるんですよ!
「ここはダメだよ。お仕事するところだから。おうちで作ろうよ。あ、それか豊田のおばあちゃん、お菓子作るの得意だから、おばあちゃんのところがいいよ!」
娘は大きく頷いて、満足げに僕にメモを渡しました。
僕は受け取り、メモの裏を見ました。
娘よ、これはプリンではないか。。。。
そしてプリンの隣にあるのは、う●ちくんではないか。
まさかこれがチョコレート?
でもハートはついてるんだね。
そのハートはお父ちゃんのだよね!
絶対にそうだよね!
そのキラキラした名前のどこの馬の骨ともわからない輩の優男のものではないよね!
娘よ、信じている!
お父ちゃんはいつだって信じている!
いつか来るその時、つまりXデーは必ず訪れるだろう。
その時君はこんなお父ちゃんを黙らせてしまうくらいの素敵な王子様をお父ちゃんの前に連れてくるだろう。
それでいいんだ。
それで。。。
でも絶対やだ~!
ってなわけで、本日もビシバシ張り切っているわけですよ!
(o^-‘)b
イェイ!